結婚とか恋人とか

彼女/彼氏が欲しい、結婚がしたい、という話はよく聞く。しかし、私にはこれが理解できない。皆、少なくとも結婚については経験が無い人がほとんどなわけで、それが幸せなのかどうかは他人の意見を元に推測するしかない。ただ、結婚をすれば離婚する人もいるわけで、全員が全員幸せになれるわけではない。どちらかと言えば、私からすると結婚にはネガティブなイメージしかない。だから余計わからない。

私にはどうも、盲目的にこういう願望を抱いている人が多いのではないか、と感じる。

実際に理由を聞いてみたことは無いので何とも言えないが、盲目的ではないのなら一体何を持って、それらの願望を抱いているのか。ただ周りがそう言っているから、周りがそうしているから、ステータス的な概念からそういう願望が生まれているのでだろうか。だとしたら、自己中心的すぎるのではないか。

そもそも、私からすると、結婚、を目的にすること自体がよくわからない。好きな人、心落ち着く人、何でもいいが、そういう人がまずできて、結婚とはそういう関係が行きつく一つの着地点に過ぎないのではないか、と思っている。

今の私からすると、結婚など面倒くさそうなイメージしかない。私は何かに拘束されるのが嫌いだ。結婚など、その最たるものではないか。それ故、少なくとも今の私には結婚など全く考えられない。まして、4月から勤める会社では、海外出張や赴任もあり得る。そんな状況で結婚など、お互い良くないのではないか、と思う。

ここまで考えて、やはり私に結婚は向いていないのではないか、と思う。しかし、世の人々は結婚を求めている。いったいそこまで人を惹きつける結婚とは何なのか。私はそれが気になる。いや、こんな思想を抱いている時点で向いていないのかもしれない、とは思うが。

この間、理想的な人と出会えたら即結婚してもいい、と言っている人がいたが、クエスチョンマークが浮かぶばかりだった。

そして、これらは恋人を求める感情にもつながる。結婚程ではないが恋人を持つ、という行為も幾らか自由を奪われるはずだ。それを補うだけのメリットがあるのか。そこが気になるところ。これに関しても、結果として恋人ができる、ならわかるのだが、恋人という存在を求める、というのはよくわからない。それは邪道ではないのか?

後輩が、だめだったらだめだったで次を考えればいいんですよ、と言っていた。確かに一理はあるが、相手の時間を奪ってしまうことには罪悪感を覚える。ま、合わなければ仕方がないことではあるが。こうやって、グダグダ考えて先に進まないタイプは結局何もしない、と自分で思う。どうしたものか。

 

ゆきだる